人間本来のあたたかさやつながりを広めていく
誰しも、個性があります。その個性は、その人らしく在るために必要なものです。まさにみんな違ってみんないい、はず。でも今は、効率、便利さを求めすぎた結果、「違い」に対する不寛容さやつながりの希薄化が起こり、孤立感を感じる人が増えているように感じます。
しかし、人は本来思いやりがあってあたたかさのある生き物。迷惑かけないように生きるのではなく、自分が迷惑かけた分、他人の迷惑も許してあげる。
人間本来の寛容さで、あたたかなつながりを作り、支え合える文化を広めていきたい。そんな思いで私たちは活動しています。
川島にある支え合いの習慣―結(ゆい)
私たちが活動するのは、辰野町の中の谷あいの地域、辰野町川島。私たちがこの場所で活動することも意味があります。この地域にはまだ支え合いの文化が色濃く残っているからです。車もなく、不便だった時代。人々はお互いに助け合わなければ、この山間部で生き残ることが出来ませんでした。田んぼの手伝い、味噌の仕込み、相互扶助の関係性が生き残るために必須だったのです。それを、結(ゆい)と言います。そんな「助け合うことが当たり前」という環境だと、大人も子どもも安心してお互いに助け合いつつ暮らすことが出来るように感じます。
事実として、川島に来てから我が家の娘は自由にのびのび育っています。娘は私の子どもであると同時に、地域の子ども。そう思い、支えてくれる人たちがいることが大きな支えになります。川島に限らず、この結の文化は日本各地に存在していました。しかし、便利さと引きかえに、結の習慣は薄れていってしまっています。既に便利になってしまった生活を変えることはできませんが、人々の精神の中にこの結の考え方は残していきたい。そうなると、残すための「仕組み」が必要になります。
あたたかな支え合いが生まれるみんなのいえ「木の子ハウス」
そこで、第一歩として私たちが取り組んだのは、まずは家を作ること。2024年にクラウドファンディングにチャレンジし、活動拠点としてのみんなのいえ「木の子ハウス」がオープンしました。自分たちの拠点があることで、活動回数も増やすことが出来、様々な人が訪れてくれるようになりました。また、家があることにより、皆で生活しているような感覚にもなれ、よりあたたかな環境が提供できています。赤ちゃんから高齢者まで、様々な世代がみんなで座卓を囲んで食事をしていると、大家族のような感覚になります。きっと、ひと昔前の家族は、こんな雰囲気だったのかなと思います。そんな雰囲気の中で、赤ちゃんの行動に癒されたり、子育てや生き方の極意を上の世代から聞いたり、参加者同士のつながりが生まれています。
会費/寄付の銀行振り込み
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